暮らしのノヲト 

45歳になった日からブログをはじめました

中3息子(受験生)の進路 ③

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前回の記事からかなり期間は経ってしまいましたが、
がんばって続きを書こうと思います。
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2020年10月半ばにオープンスクール(学校見学会)へ
親子で参加することになりました。


受付が終わると子供とは別の教室へ向かい、
保護者は別の教室へ案内され
そこで校長の挨拶にはじまり学校説明やら学費などの話を聞く。
それからプロジェクターで子供たちが体験学習を受けている
教室の様子をライブ配信で見ることができた。
1定点カメラであったので詳細まではハッキリ見えなかったが、
興味深くもあり、また楽しげに授業を受けている印象を受けた。


正直。。
私の方がこの学校を気に入ってしまっていることに気付いた。


なんというか、校長先生をはじめとした先生方、事務員さんに
いたるまで子供たちに対する熱意と細やかさが伝わって来たからだ。


どちらかというと私がここへ通いたい!と思うほど(笑)



ただ、母親が気に入ったからといって
通うのは当の本人である。


私は帰り道に単刀直入に尋ねてみたところ
息子も私と同じ意見で「学校とても良かった」と言ってくれた。


唯一息子が心配していたのは学費のことだった。


私はお金のことは気にしなくていい、行きたい学校へ通って
やりたいことを勉強して、友達も作って進学してよかった!
って思えるのなら出来る限るのことはするよ。と話した。


オープンスクールは夏、秋、冬の3回が開催されていて
私達が参加したのは秋の部だった、
たった一度ですべてを決めてしまうのも…ということで
息子とは冬の部も参加してみて「ここで良いのか?」の
再確認をするということで帰路についた。



つづく

中3息子(受験生)の進路 ②

中3息子(受験生)の進路 ①のつづき



息子が多少前向きになっているものの、近くにある公立が今は人気があり
競争率が高い事を知らされ進学に関して雲行きが怪しくなる。
少々不便でも通うのが遠い学校になればやる気も失せて卒業はおろか
中退という最悪の結果になってしまうかもしれない。


学習机の上に一枚のチラシを見つけたのは9月半ばだっただろうか・・・


コンピューター(パソコン)の高等専修学校で眺めてみると
アニメやゲーム、動画編集などイマドキの子供が目を輝かせそうな
魅力的なコースが紹介されていた。



私学かな?お高いんでしょう?(笑)



私は心の中で笑った・・・


うちにそんなお金無いもの。



試しに息子に尋ねてみた。
「こういう学校って興味ないの?」って
息子は「・・・実はその学校気になってて」と。



一度、どこかのオープンスクールなりで高校というものを
見るのも良いかとは思っていた。
土曜日とかに電車に乗るとそれらしき親子連れの姿があったので。


私はFAXで高等専修学校のオープンスクールに申し込みをした。
数日後、翌10月2週目の土曜日に受付されたことを知らせるハガキが届く。


漫画とアニメの専門学校・・・
いったいどんなところなのだろうか?
学費いくらかかるんだろう。
もし息子が思っていたのと違う~なんて言い出したら
また振り出しに戻ってしまうだけ。
8月から10月頭までは気持ちが晴れ晴れとすることは
一日たりともなかった。



つづく

中3息子(受験生)の進路 ①

”中学3年生の長男の進路が決まりました。”


・・・こう書いてしまえばこれまでの苦労や心痛が
あまりなく簡単に済んだような気がするのですが。


本当に本当に心苦しい毎日でした。


今年はコロナ渦もあり、先の見通しが何も立たない中での
息子の進路をどうするかという問題。
大人の世界ですらも不透明なのに・・・
待ったなしで現実として刻一刻と迫ってくるのでした。


まず一番困ったのが本人にその気がないこと。
肝心の本人が一番現実として受け入れていないこと・・・
進路というのは知らない外国のニュースくらいの感覚なんですね。
今すぐ将来の事とかは言わないけれど、ほわんと進学なのか就職なのか
それだけでもまず白黒ハッキリさせないといけないのに、
まったく向き合おうとしないまま夏休みに入り・・・
夏休み明け前くらいにようやく
「俺、塾行かないとやばいかもしれない」って言ってくれました。


ある夏の夜に母と子はお互いでよくよく話し合いました。


まず、塾へ通って公立高校への受験へ備えるというところで
いったん問題は解決しました。
ところが元々から成績が良くなかったのもあり
塾や担任からも受験は厳しい状況だと告げられました。
公立はどこにも受からないのに勉強させ続けるのは
非常に酷なものでは無いかと思うようになりました。
息子は週3回頑張って塾へ通っていますが、これを続けさせるのに
何の意味があるのだろうかと。
塾代云々ではなく、やりたくないことを子供に対して
無理強いしてることに心が痛むのです。


つづく